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エステやネイルサロン、美容室 内装のポイントとなる点

 

●エステやネイルサロン、美容室それぞれ内装のポイントとなる点

店舗を作る際の施工業者選びはとても重要です。
エステサロン、ネイルサロン、美容室の設計には商業施設特有の、それぞれの施設に適した機能や設備があります。
例えばネイルサロンにはガス設備は必要ありませんが施術時間が長い為、快適な椅子は必要です。
美容室はほかのお店と違い、大きな鏡やシャンプー台が必要です。
エステサロンは施術専用の施術台が必要になります。

その業態を成り立たせる為に必要な設備のレイアウトを前提としたデザインであることが重要です。
美容室やサロンの内装は、飲食店などと比較すると設備や什器、オペレーションに関する知識やノウハウがより必要になる印象です。
それだけ専門性の高い設備機器が導入されている店を見ているからだと思います。

商業施設特有の設備工事を踏まえた設計及びデザインができる業者ならば、後に大きなトラブルに発展する可能性が低く抑えられます。
デザイン性だけを追求するのではなく、各施設の設備レイアウトをふまえた内装設計ができるデザイン会社を選ぶ事が重要でしょう。
お客様の要望やイメージ、施術方法をしっかりとヒアリングしてくれる業者を探しましょう。

●エステサロンでの内装デザインのポイントは
エステサロンを利用するお客様はきれいになることだけが目的ではない。
日常を忘れてリラックスすることも目的である為、非日常的な空間を演出することが大切である。
サービスである施術も当然だが、空間や居心地を満足させられるデザインを提供しよう。
満足させるには、施術中以外の待ち時間等の時間もリラックスしてもらうことが重要。
色味やレイアウトも重要だが、ふかふかのソファを用意したり、心地の良い音楽やアロマ等の五感で感じられる要素も必要である。

・また、他のサロンよりも特別感が高いため、それを意識したエステサロンの内装設計を考えることが重要である。
お店を出店する立地やデザインコンセプトにより居心地の良さや特別感は異なる。
例えば都心のビルの一室に、完全予約制のお店を建てればプレミアム感じや非日常感が生み出され、空間自体に特別感を感じることができる。
デザインコンセプトも同様に(高級感)や(カジュアル感)などのコンセプトの違いによって、インテリアやストアコンセプトも大きく変わる。
お店の御雰囲気でターゲット層も大きく変わるので、お店のイメージ作りは非常に大切と言える。
お客様に写真を撮ってSNSに投稿したいと思わせるデザインにすることが集客率のアップにも繋がる。
口コミやSNSにて宣伝してもらえる様、一目見て分かるようなデザインコンセプトにするのが好ましい。写真映えするスポットを作るのも良い。

 

・また露出が多い格好になる事もあるため、何よりも清潔感が大事である。
清潔感を出すために、汚れやすいトイレや洗面台などの水回りを綺麗にすることが大切である。
備品類などの物を少なくすることでも清潔感を出すことができる。
また、観葉植物などの緑の装飾品を使用したり、照明器具や光をこだわる事でより上品な空間を演出することができる。
(※観葉植物の設置写真)

・パーテーションやカーテンなどを利用した間仕切りを使用し、個室を作ることで前後左右からの視覚情報をシャットアウトすることができ、落ち着く空間を作る事ができる。
周りからの音や、周りへの音も和らげることができ、必要な事だけに意識を集中させられるのでお店のサービスをより集中して楽しむことができる。
予算やレイアウトの関係上個室を作れない場合は、席の間隔を広げるのも良いでしょう。(※パーテーション/カーテンによる個室の写真)

●ネイルサロンの内装デザインのポイントは
ネイルサロンはお客様の美容に関するサロンである為、お店自体も綺麗である必要がある。
サロンの施術方法や価格帯がどのようであっても清潔感は必要不可欠である。
清潔感を出すためには、色味をさわやかにしたり、備品を少なくするなどといった方法もあるが、メンテナンス性を考慮した素材選び、レイアウトも非常に重要である。
ネイルサロンは女性客がほとんどの為、ヒールで歩いても滑りにくい材質の床材を選ぶなど、女性客が多い店特有の観点からも考える必要がある。
また、清潔感も大切だが、ネイルサロンは椅子に座っている時間が長い為、椅子選びも重要である。
デザイン性も大切にしつつ、座り心地の良いものを選ぶとよい。
椅子はサロンその物の居心地を左右するアイテムなので、予算をかけても良いポイントと言えるでしょう。

・ネイルを施術されている間、お客様は内装を見ることが多くなるため、より意識する必要がある。
施術中は移動することがない為お客様にその空間を終始みられることになります。
お店を空間として楽しんでもらう為、壁材や床材、家具にインパクトを付けたり、匂いや音楽にこだわりリラックスのできる居心地の良い空間を提供しよう。

・細かな見える部分まで清潔感があること
内装の仕上げや家具だけでなく、タオルやスリッパなどの備品を定期的に交換することも大切である。
備品類がお客様の印象を変えることもある。
また、スリッパやタオルなどの除菌、消臭も大切であり匂いも空間の印象を変える要因の1つである。

・いつもとは違う少し特別な空間を意識する。
非日常の空間をしっかり演出するには、まずお店のコンセプトを決めることが重要である。
お店のコンセプトをもとに施術室のテイストも決まり、非日常感を高めることができる。
(※ネイルサロン店内の写真)

 

●美容院の内装デザインのポイントは

・内装の雰囲気とターゲットのイメージをリンクさせて考える事は重要である。(来店するお客様は内装から出来上がりイメージを想起することもあるため)
お店のデザインコンセプトにより来店するターゲット層は大きく異なる。
どんなターゲット層の顧客を増やしたいのかをしっかり考えて出店することが大切である。
出店後はお店の存在を知ってもらうことが重要である。
お店のファサードや入口のデザインは、お客様がお店を選ぶ際の判断材料になる。
例えば、店内の様子が見やすいデザインの外装だと新規のお客様は入店しやすいでしょう。
逆に丸見えだと店内のお客様は落ち着かない可能性がある。
パーマやカラーリングをしているところを見られたくない女性客もいる為、空間の開放具合には配慮する必要がある。
どういうお店にしたいのか、出店するお店のイメージを固めておくと良いでしょう。
内装に関しては、施術中の様子が見やすい様に大きな鏡を配置したり、ヘアカットの仕上がりを良く見せる為、照明器具選びが非常に重要になってくる。
年齢層が若い人は、ヘアカラーをするお客様が多い為、ヘアカラーの仕上がりを良く見せる様明るい照明を選びたい。

 

・美容室は長時間滞在する為、人目が気にならない間取りになっていることが重要である。
他のお客様が視界に入らないレイアウトにすることで、施術に集中できリラックスできる。
パーマ、カラーリングをしているところを見られたくない女性客は多い。
後ろ姿以外の角度から見られたくないお客様が多いので、シャンプー台の位置や向きのレイアウトを考慮して決めることが美容室では重要。
椅子からシャンプー台までの距離なども、作業効率だけを考えるのではなくおかゃく様の気持ちを考えて配置することが大切。

・長時間滞在できる居心地の良い空間に(シャンプー台と、音が出るドライヤーなどの施術台を区切るなど)
美容室は常に綺麗で清潔感のある状態を保たなければならない。カットした後の髪の毛等も落ちる為、掃除がしやすいというのも非常に大切なポイントである。汚れにくい壁材や床材を使用したり、寿命の長い照明器具を使用するなどメンテナンス性の良いものを選定すると良い。白色の仕上げ材を使うと全体的に明るい印象の空間になるが、逆に汚れが付くと目立つ色でもある。そのため色を1つ選ぶことも大切な選択となる。
メンテナンス効率の高い美容室では、お店全体の掃除が容易になり、お客様に清潔感や安心感を与えることができる。お店のエントランスやトイレなどお客様の印象を与える空間は清掃のしやすいビニールクロスやタイルを選ぶとよい。
また、施術が1時間前後かかる為座りやすい椅子を選ぶことも大切である。
椅子の座り心地で快適さが大きく変わる。
店舗のデザインや機能性のバランスをしっかり考え、お客様がリラックスをしてサービスを受けられる空間を作ることが何より大切である。



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